キューバの治安について

キューバは周辺の南米の国々よりは治安は良いですが、それでも日本と比べ治安は悪く、キューバ旅行者を狙った犯罪は起きています。日中には、キューバ旅行者のバックやスマートフォン、タブレットなどを狙ったひったくりや、置き引き、ナイフなどを使った強盗事件のような犯罪が起こり、夜間にはハバナ中心部の比較的人通りの少ない暗い道で、ひったくりや強盗に加えて殺人事件も発生しています。

殺人事件に関しては、キューバ国内の人口10万人に対する殺人発生率が日本の数値の10倍であると国連によって発表されているので、基本的に夜間の不要な外出は殺人事件や危険な犯罪に巻き込まれる可能性がありますので控えた方がいいです。

やむを得ず夜間に外出する際は、十分注意するようにしてください。また、キューバ国内で日本円と現地貨幣との換金をする際に紙幣の枚数を誤魔化されたりする換金詐欺も起こっているので、ホテルや銀行など正規の換金所を利用するか、その場で自分でも換金があっているか確認するように心がけましょう。

キューバ旅行を安全に過ごすために必要なこと

キューバ旅行へ行く前には、日本大使館の連絡先や信頼できる近隣の方の連絡先など、何か起こったときにすぐ連絡できる緊急連絡先を作成しておくといいでしょう。キューバ国内では、裕福だと思わせるような服装や高級時計や指輪など高価な貴金属品の着用は控え、目立たない格好で過ごすよう心がけましょう。

キューバではデジタルカメラも高級品となっているので、注意が必要です。レストランなどでの外食時には荷物は椅子の下や背もたれにかけることはせず、必ず身につけておくことが大切です。そのため、外出をする際は必要最低限の荷物で、不要なものはホテルに置いていくことをおすすめします。

またキューバ旅行での移動には、なるべくタクシーを使うようにして、徒歩で移動する際には数人で固まって行動するようにしましょう。万が一自分が置き引きや強盗に遭遇したとしても無理に抵抗したり、犯人を追いかけたりするなどのことは、絶対にしないようにしてください。

まとめ

キューバ旅行は日本にはない文化や景色などを数多く体験することができますが、日本と比べ治安が不安定な部分もあるので注意が必要です。キューバ旅行など海外への旅行を検討する際は、日本の外務省のホームページやニュースなどでその国の治安について事前に調べておきましょう。

また、海外旅行中には夜間に外出しない、荷物は必要最低限で身につけるようにするなど、安全に対する意識を常に高く持って行動するようにしましょう。